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10時くらいに眠りについたのに、暑さのせいかすぐに目が覚めてしまいました。
まったく最近は暑すぎですよね。 そしてそのまま眠れないので、うみねこのなく頃にの考察でもしてみます。 ※ 以下、うみねこのなく頃にのネタバレありですので、未プレイの方はご注意ください。というか、プレイしていないと、何のことやらわからないテキストです。 昨晩「うみねこのなく頃に」をプレイし終えたわけですが、真相はまったく検討がついていません。 なので、とりあえず気になる点についてつらつら考えてみようかと。 キーになるキャラっぽいな、と思うのは真理亞(まりあ)ですね。 魔女ベアトリーチェ(もしくはそれを名乗る誰か)と唯一直接接触しているキャラですし、真犯人に利用されてる感がありありです。 この真理亞は9歳の少女で、魔女はこの世界に存在しているはずだ、と信じきっています。なので、真犯人がベアトリーチェを名乗り、それらしい服装かそぶりをすれば、彼女に信じ込ませることは容易です。 人は信じたいものを信じる生き物ですから。 そして信じ込ませた後は、犯行を遂行していく上で真理亞を利用します。 手紙を持たせてベアトリーチェの存在をほのめかし、戦人たちを惑わし、分裂させ、安全地帯から出てくるようにおびきよる働きをさせます。 都合よく真犯人に使われているわけですね。 どうして真理亞が魔女信仰をしているかというと、どうやら失踪した父親の影響があるようです。詳しくは述べられていませんが、現実逃避をしたくなるような辛いことが過去にあったようです。 真理亞の発言には気になるところがあります。それは「ベアトリーチェは’い’るんだよ」と執拗に繰り返すことです。ベアトリーチェは見える人間にしか見えないんだ、と主張しているのですが、これはもしかしたら、そのままの意味で「いる」のではないかと考えます。 つまり、18人の中にベアトリーチェを名乗る真犯人がいる。真理亞はその人が魔女ベアトリーチェだと信じているから、「ベアトリーチェ(の振りをした真犯人)はそこいる」という意味で発言していたのではないか。つまり、真犯人は、ずっと一緒にいたのだということになるのではないでしょうか。 真犯人は、一番利用しやすいから真理亞に接触する。真理亞は魔女の存在を信じているから、真犯人の嘘を信じてしまう。そして真犯人に利用されつづける。そんな構造になっているのではないかと思います。 これを打ち破るには、真理亞の魔女信仰をやめさせ、現実に引き戻す必要があります。そのためには真理亞からの信頼を得ねばならず、そこが事件解決の鍵のひとつになるのではないでしょうか。 後はひぐらしに似てきますが、互いを疑わずに団結する必要があるのかもしれませんね。基本的に、お互いを疑って、バラバラになったところを襲われて殺される、というパターンが後半には多かったですから。人を疑えば死に至る。ひぐらしで使われていた設定ですが、今回も同じパターンでくるのかどうか。 うみねこでは財産争いというファクターがありますし、おそらく今後も争いの火種は次々出てくるのでしょう。 それを乗り越えていく展開になるのかな、と予想しています。 PR うみねこのなく頃に、日曜日を費やして最後まで逝きましたよ! じゃなかった、行きました! 例によって人が死にまくりでした! 以下、ネタバレありますのでご注意ください。 「ひぐらしのなく頃に」に次ぐ07th expansionの第二弾シリーズということで期待してましたが、今回は孤島を舞台に繰り広げられる連続殺人事件、という古典的なシチュエーションで展開される物語です。 孤島に台風が来て閉じ込められ、財産の相続争いがあり、密室があり、謎めいた死ありで、昔ミステリーを読み漁っていた頃を思い出してしまいました。 ラストの、ボトルに入ったノートの切れ端が流れ着いて、事件のあらましがわかるなんて、もろアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュですし。 今回も例によって人為的な事件なのか、それとも超常現象なのか、という謎かけがなされています。ひぐらしではオヤシロさまでしたが、今回はベアトリーチェという魔女が登場します。とはいっても、劇中では実在するのかどうかはわからず、いる、と主張する少女が登場するだけです。 そして一見不可能に見える殺人が起こることで、もしかしたら魔女のしわざなのか、と思わせる展開になっています。 ひぐらしでは、様々な超常現象があっても、すべてが人の手による事件であったわけで、今回も最終的にはそういう方向でまとめてくるだろうとは思いますが、どうなることか。 それにしても人がよく死にました。登場人物は18人ですが、最終的に全滅します。まとめて殺されたりもしますが、閉鎖的な環境の中でじわじわと仲間が減っていき、最終的に主人公も死ぬ(らしい)という展開には「かまいたちの夜」を思い出しました。おそらく狙って作っているのでしょうね。 今回は第一作ということで、登場人物の紹介がなされ、たたみかけるように謎が次々登場する展開でした。未解決の問題が多すぎるのと、情報が少ないのとで、推理するのはかなり難しいですね。たぶん今の時点で解決できるだけの情報は出してないでしょうし。 それに(表向きは)最終的に全滅していますから、生き残りから犯人を推理することもできません。死体には顔面が損壊されているものが多く、死んだふりをして誰かが生き残っている可能性も高い。そう言えばかまいたちもそういうトリックでしたね。うーん、難しい。 最後に死んだらしい4人の子どもたちも、どうやらバラバラ死体のようで、損壊が激しいなら、ひとりくらい生き残っていてもわからないですし。 まあうまい具合に疑問を散らばらせてくれます。うまい作りだと思いますけど、ちゃんとまとめられるんですかね? ひぐらしみたいにラストエピソードでチート気味にクリアするのはやめて欲しいですが…。 とりあえずはほぼ確実に死んでいる人間と、生き残っている可能性のある人間を抽出でもしてみるといいかも。推理はそのうち暇になったときに書いてみます。 物語以外の面で言うと、今回もひぐらしと同じ、選択肢はなしで、ひたすら文章を読んでいくというもの。なので、純粋にサウンドノベルだと言えるでしょう。 システムに関しては、いつでもTIPSが見れるようになったり、登場人物の紹介画面があったり、けっこう進歩してます。 登場人物の紹介は、主人公が出会う度に順次追加されていて、凝ってます。殺されるとダメージを受けた箇所が血に染まるという仕様です。紹介文も変わります。どうもこれも推理する上でのヒントのようですね。 音楽は今のところそんなに印象に残ったものはないですね。悪くはないけど、ひぐらしのなく頃に解に比べると、ちょっとパワー不足かな? 今後に期待です。 グラフィックは…まあ、竜戦士さんの絵ですから。お察しください。全体に描きこみのレベルは上がっているようには思えるんですが…。絵師は雇わないんですかね? まあ一時間もプレイしてると慣れてしまって気にならなくはなるんですが。 どうでもいいけど、朝置き抜けでスーツ着てるのはどうなんでしょうか? まあ差分を用意するのは大変だからしょうがないんでしょうけど。 背景はひぐらしと同じく、写真をフォトショップで加工しているようです。 仕事柄けっこう使うので、ああ、こういう加工か、とか考えながら見てしまいました。 あと、今回はOPムービーがつきましたね。けっこうクオリティが高くて驚きです。誰かプロの人が作ったのかな? 今回はまだEP1、始まりですから、今後の展開に期待する、ということで。がんがん盛り上がって行くといいですね。 次回は宝捜し中心のエピソードになるんですかね? 冬が楽しみです。 それまで推理をしてのんびり楽しむとしますか。
リトルバスターズ! クリアしました。
面白かったけど、とりあえず長かった(^^; 以下、ネタバレありなのでご注意ください。 最後までやり終えての感想は、「うん、面白かった」と素直に言えるものでした。 プレイにはけっこうな時間を費やしたので、ほっとしました。 メインのシナリオである「鈴」と「リトルバスターズ」のできはさすがといったところ。他のシナリオをすべてクリアしないと到達できませんが、そこまでプレイする価値はあります。 全体を見通して、一番よかったと思える点は、リトルバスターズの面々が、それぞれにトラウマや抱えている問題を乗り越えて、全員が成長した状態で、誰も死ぬことなく未来を迎えることができたというところです。 恭介は理樹と鈴の成長をもくろんだわけですが、結果的には全員が成長していますね。今回のテーマは「友情」と「成長」でした。 しかし気になったところもあって、いろいろな感想サイトで指摘されているとおり、個別のシナリオがちょっと弱かったです。 それぞれによい素材を用いているのに、いまひとつ盛り上がりに欠けた感があります。 これはライターの力量の違いと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、鈴以外のシナリオでは世界の謎(物語の舞台は鈴と理樹を成長させるに設けられた仮想世界であるということ)をぶちまけるわけにはいかなかったからだ、という制約のせいもあるでしょう。 そのためどうしても消化不良になってしまっていますね。 それでも、個々のシナリオを経て、それぞれのヒロインの内面を知っているからこそ、ラストのリトルバスターズエンドが引き立ってくるわけで、構造的には成功していると思います。 今後の課題は個々のシナリオライターのレベルアップにあるのかもしれませんが、固定メンバーでもないのでしょうし、麻枝さんが引退するとなると厳しくなるかもしれませんね。 野球のミニゲームは面白くて、毎回かかさずに練習をしていました。 そのせいでプレイ時間がのびるのびる。(^^; クリアしてから新たにニューゲームで始めると、理樹と鈴だけが初期能力がアップするのですが、考えてみれば、このあたりにも世界の謎を解くヒントが隠されていたわけですね。 このあたりはどこまで狙っているのかわかりませんが、理樹は周回を重ねて能力を高めて行くと、恭介そっくりの能力になるんですよね。 きっちり6週すると、恭介を超えることもできます。 鈴のノーマルエンドにたどりついた時には、理樹が2安打3打点の活躍をしてくれました。もちろん4番に据えました。 ミニゲームがきちんと物語の中に組み込まれているのもよかったですね。 最近はもうゲームはあまりやらないのですが、keyの作品は毎度前回のものを越えようと挑戦をしてくるので、ついつい手を出してしまいます。 だんだんとゲームに割ける時間は減ってきますが、この先もkeyのゲームだけはやってしまう予感がします。 グラフィックは、絵師さんが二人体制だったので、ちょっと違和感が。(^^; やはりどちらかに統一した方がいいと思いました。というか並べると明らかにna-gaさんの方がうま(ry 音楽は、主題歌の「リトルバスターズ!」はよかったし、他にもいい曲はあるとは思うのですが、いまひとつ印象に残らないですね。 個々のシナリオと同じで、分業、外注を取り入れた弊害なのかもしれません。 まあ、Airの音楽を超えるのは容易ではないでしょうけど。あれはよすぎましたからね。 まあとにかく、次が何年後かはわかりませんが、keyの次回作品にも期待します! |
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