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しかしあいも変わらず暑いですねえ。
知り合いにメールを送ったら、「暑い、とにかく。」ではじまり、結びにも「暑い、とにかく。」と書いてありました。
どんだけ~。


それはさておき、今日初めて知ったことがあります。
「風の歌を聴け」といえば村上春樹のデビュー作であり、最初に読んだのはもう10年以上も前です。

先日部屋を整理していたら文庫版ができたので、ぱらぱらめくって読んでいました。
この小説の中では、「デレク・ハートフィールド」なる作家について語られる項目があります。
主人公の僕が言うには、この作家に受けた影響は大であるとのこと。
なので、どんな作家なのだろうと思ってネットで検索してみたら、この作家、実在しないそうです

・デレク・ハートフィールド(wiki)

・デレク・ハートフィールドについて

うわあ、10年もたって始めて知った。
村上春樹の小説で取り上げられてる割りには本屋で全然みかけないし、おかしいなとは思っていたのですが、完全にでっちあげの作家なのだそうです。
あとがきにハートフィールドの研究者と、お墓を訪ねたエピソードまで書いてありましたからこれは本当の話なんだろうと思い込んでいたのですが…。

ネットで調べてみたところ、やはりあとがきで嘘を書いたというのは問題になったそうです。ま、当然ですが。

村上春樹はよく「罪のない嘘をつく」とエッセイなんかでも書いてますが、まさか小説の中で架空の作家について語っていたとは。あとがきまで捏造して、まったく手がこんでますね。(^^;

村上ラヂオというエッセイの中で、「書評の仕事をした時に架空の作家と作品をでっちあげて評論を書いていた」という話がありましたけど、すごいというか、ちょっと世の中なめてますね。面白いけど。

図書館の司書の方や本屋のリファレンスの方が「デレク・ハートフィルドの著書があるか」と尋ねられて困惑していたこともあるそうです。
こうなると罪のない嘘とは言えませんね。
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